Morris Woody Loungeに行ってきた

 

 

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モーリスにLUTHIER MADE PREMIUMというのがあるのだが。
完全受注生産で生産本数が少ないので、あまり市場に出回らない。
一度山野楽器で実物を見てみたが、他のモデルも見たくてモーリス ウッディ ラウンジに行ってきた。

Morris Woody Loungeは、長野県松本市にあるショールーム。

最上位クラスのLUTHIER MADE PREMIUMも数本ある。
が、主にはHAND MADE PREMIUMが多いかも。

都内からの行き方

新宿からあずさに乗って松本駅まで2時間半くらい。
そこからタクシーで15分位。
ちなみにだが運転手に「モリダイラ楽器まで」と言っても通じなかった「モーリスまで」と言ったら通じた。

ショールームに到着

到着するとスタッフの方が案内してくれた。
中にはずらりとギターが壁掛けしてある。

そして数台ルシアーメイド プレミアムのモデルも。

スタッフの方に案内されて試奏をしていると、なんとなんとルシアーの森中さんが登場。
まさか本人が現れるとは思わなかったので若干動揺した。。。

試奏開始

Morris FE-101

まずは自分の中で基準となる音を知りたかったのでハンドメイド プレミアムのオーケストラ・ボディ(マーティンで言うところのooo)を弾いてみた。
うろ覚えだが多分FE-101ではないだろうか。


まぁ本当に気持ち良く鳴る。これでも十分過ぎるくらいだと思う。

Morris ME-101

oooモデルは既に持ってるのでドレッドノートも気になっていたので試奏。
が、はやり俺には大きいかも。


やっぱ大きなボディはストロークをすると気持ち良いかも。

Morris F-751(ルシアー・メイド・プレミアム)

Morris F-751

でもって本命のルシアー メイド モデル。
プレミア モデルよりも更に音に艶が乗った感じ。
非常に気持ち良く鳴る。
これはサイド・バックがハカランダなので更に固い音かも。

Morris Y-146ZEB(ルシアー・メイド・プレミアム)

Morris Y-146ZEB

こちらはボディが小さいモデルなので音量も抑えられるかと思ったが、オーケストラ・ボディと同じように響く。
もうある一定のクオリティを超えるとボディサイズとか材質って関係無い気もしてきた。

Morris Y-146STN(ルシアー・メイド・プレミアム)

Morris Y-146STN

こちらも気持ち良く、美しく鳴るギターだった。

試奏した感想

正直、俺くらいの一般ユーザーからすればハンドメイド プレミアムで十分な感じ。
弾きやすいし、十分過ぎるくらい鳴る。
ルシアー メイド プレミアムはさらに音に艶が乗って、見た目も美しくなる感じ。
確かに同じ場所で弾き比べるとモデルとか素材の違いで音色も違うのだが。
もうどれも最高に良い音色。
作る人が素晴らしいと、基本どんなボディの形でも、どんな素材でも良く鳴るギターになるのでは?と思った。

伺ったことの覚書

以下、スタッフの方やルシアの森中さんとお話して気になった点などを。

カラーと音の関係

カラーモデルは木に色を塗り、その上からクリアを塗るので、当然ナチュラル・カラーの方が音は良い(塗装が薄いので)。
モーリスの場合、艶ありよりも艶消しの方がクリアが薄いので艶消しの方が若干音が良い、とのこと。
(サイドやバックを見ると木目がボコボコしてるやつ、これはクリアが薄いので音が良いらしい)

クリア塗料と音の関係

一昔前は薄いラッカーが一番良い音、と言われていたが、塗料も進化し、最近のウレタンの方が音は良いらしい。
しかもウレタンは丈夫なので、今はほとんどウレタンではないだろうか。

ボンドと音の関係

マーティンのカスタムショップ(簡単に言うと上位機種)だと一部ニカワを使っているが。
ニカワのメリットは熱を加えると柔らかくなるので分解出来る点。
音的にはタイトボンドと大差ない、とのこと。
モーリスは基本的にタイトボンドを使用しているとのこと。

ピックガードと音の関係

ピックガードは音に対して悪影響しかないので、無いに越したことはないらしい。

ハカランダと音の関係

ハカランダは素材としては確かに良いが、活かすも殺すも職人次第とのこと。
もう最近では、ほとんど手に入らなくなってきているらしい。

サウンドホールと音の関係

AdamCHAI Guitarsみたいにサイドの上部に穴が空いてるモデルがあるが。


素人的には演奏者によく響いて良いと思ったのだが、試作で作ったが、前に出る音が漏れるような感じでイマイチみたい。

ボディの形と音の関係

アコースティックギターはマーティンが考案したので、当然他のメーカーも追随するように同じような形のモデルを出す。
マーティンのドレッド・ノートとooo(トリプルオー)は定番の形になっている。
じゃこれが理想の形か?というと特にそんなことは無いらしい。
よく売れるから販売しているだけみたい。

木材について

やはり年々木材は入手困難になっているようで。
国産の木材を使ったり、色々試行錯誤してる感じが伝わってきた。

まとめ

単純にルシアー・メイド・プレミアムのモデルが出回っていないので色々試奏したくてラウンジに行ったが。
まさかルシアーの森中さんご本人が対応してくれるとは思わず。
どんな感じでギターと向き合ってるのか?とか、実際に作ってる方にしか分からない貴重な話も聞けて非常に有意義だった。

ちなみにだがルシアー・メイド・プレミアムの受注は現在停止中。
バックオーダーがさばけたら再開する模様。

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